【GIFなら容量がコンパクト】
写真よりもイラスト向きなファイル形式なのがGIFです。
JPEGよりも使用できる色数が大幅に少なく、たったの256色しか扱うことができません。
なので写真だと不鮮明な画像になってしまうこともあるため、ロゴなどのイラストが主な活躍の場となっています。
カラーの数に制限があるため容量は少なくて済む、という利点がありますから、
ホームページ制作ではちょっとしたイラスト以外にもアイコンなんかでも使いやすいとそこそこ評判になっているようです。
画像ファイルというと風景写真やサイトの制作者の顔写真、似顔絵なんかのイラストを連想してしまいますが、
メニューやアイコンなど細かな部分でも結構使われているので、あまり色の数が多くない画像データならこのGIF形式を活用すると
スマートなホームページになりそうです。
【色の数が少ないGIF】
何万色も必要ない画像データはどのサイトでもそこそこの頻度で使われており、そこにGIFを活かせば軽くて読み込みの早いサイトが出来上がります。
自作のイラストやアイコンなら10色もあれば充分でしょうし、白と黒の組み合わせだけでもそれなりに素敵な画像を創造することは難しくありません。
使うのに特許料を支払わなければならない時期がありその時は利用者も世界中で減少しましたが、今では自由に無料で使えるようになっています。
【アニメーション制作にもGIF】
256色しか扱えないからファイルサイズが小さいという特徴が世に知られていますが、他にも簡単なアニメーションが制作可能だという特徴もあります。 ひとつのファイルに複数の画像を収納できるので、それを順に表示させることで動きを表現させることができてしまうのです。 テレビで放映されているアニメも大量の静止画を高速で表示して、さも動いているかのように見せていますが原理は同じです。 ただし30分番組のような長時間のアニメーションは容量的に難しいですし、使えるカラーも限られているのでそこまで繊細なアニメーションはできません。 子供の頃に教科書の隅に描いていた、パラパラ漫画のようなものだと思っていればだいたいイメージとしては正しいでしょう。 もし深夜に放映されているような高画質のアニメをGIFで制作しようと考えたのなら、諦めることになるでしょうからやめておきましょう。
【透過処理できるGIFもある】
あと変わった特徴に、透過処理のできるGIF形式もあります。
画像の一部分を透過させることが可能なため、使い方次第では面白いイラストにすることができますので、これを頭に入れてイラストやアイコンを制作するといいでしょう。
写真の画像データならJPEGの方がいろいろな点で勝るでしょうが、ポエムに添えるイラストやアイコン、メニューのボタンなんかはGIFを使ったほうがお得です。
普通の写真には何色使われているのか、数えたことがないのでピンとこない話ですが256色では大自然の風景を表現するには全然足りないはずです。
その場合は近い色で代用することになるので、GIFだとどうしても本物のような鮮やかさを再現することができないのです。
カラーではなくモノクロ写真なら可能ですが、結婚式の記念写真のようにカラフルさが重要な画像だとGIFでは力不足でしょう。
カラー写真のように何百万色も使わなければ本物そっくりに表現できない画像データはJPEG形式、5色や10色もあれば納得の出来栄えになりそうなイラストならGIF、
このように使い分けることが一流のウェブデザイナーになるためのコツなのです。
意識しないであるものをそのまま使っている、そんな人もいるでしょうが、これからは少しだけでもいいので 「これはJPEGじゃなくてもいいだろう、もっとデータ容量の少ないファイル形式の画像データにしたほうが好ましそうだ」 とか考えながらホームページの制作をするよう心掛けましょう。